実際のMT4を使ったFXの注文方法(指値または逆指値注文)を教えてください。
レバレッジ500倍のクラシック口座で、USD/JPYを「買い注文」した際の画像をもとに、指値注文または逆指値注文の新規注文から決済・約定をして損益が発生するまでの流れを説明します。
1.「新規注文」をクリック
成行注文および(逆)指値注文に限らず、新規注文を行う際は「新規注文」をクリックします。
ただし、「新規注文」をクリックすることで表示される「オーダーの発注」画面は、以下の方法でも表示できます。
- 「気配値表示」タブに表示されている注文したい通貨ペアをダブルクリック
- ツールバー内の「ツール(T)」をクリックして、表示されたメニューの一番上にある「新規注文(N)」をクリック
- 注文したい通貨ペアのチャート上で、右クリックして表示された「注文発注」にカーソルを合わせて、「新規注文(N)」をクリック
2.「オーダーの発注」の9項目を入力・選択
- (1)通貨ペア
- 取引をしたい通貨ペアを選択します。
- (2)数量
- 注文したい取引量を入力します。単位は「lot(ロット)」であり、1 lotは、10万通貨、日本円にして1,000万円分となります。lotの計算はコチラを確認して下さい。
- (3)決済逆指値(S/L)
- S/Lは、Stop Loss(ストップ・ロス)、日本語で 損切 を表す単語です。任意の設定ですので、損切を行いたい場合は設定します(設定しない場合は、初期設定の0.00000のまま)。損切については、コチラを確認して下さい。
- (4)決済指値(T/P)
- T/Pは、Take Profit(テイク・プロフィット)、日本語で 利確 を表す単語です。任意の設定ですので、利確を行いたい場合は設定します(設定しない場合は、初期設定の0.00000のまま)。利確については、コチラを確認して下さい。
- (5)コメント
- 任意のメモですので、注文の内容には影響がありません。自由に入力して下さい。
- (6)注文種別 ※上段
- 「指値または逆指値注文(新規注文)」を選択します。
- (7)注文種別 ※下段
- 「指値または逆指値注文(新規注文)」を選択すると、さらに4つの注文種別を選択する必要があります。どの様にチャートが動いた時に、どの様な注文を行うかという設定となり、4つの種類から選択します。詳細は、後述のポイントを確認してください。
- (8)価格
- (逆)指値注文は、指定した値段で注文を行うことを意味しますので、ここでは、どの価格になったら(8)で設定した注文を行うかを設定します。
- (9)有効期限
- (逆)指値注文は、設定した価格にいつまでたってもならない場合、注文は実行されません。そこで、いつまで今回設定した注文を有効とするか決めることが出来ます。日時を選択します。
(逆)指値注文は、指定した価格になったときに注文が実行される仕組みですので、上記の通り成行注文よりいくつか追加の設定が必要となります。
ポイント「4つの注文種別の違い」
注文の種類 (英語) |
注文の種類 (日本語) |
説明 |
---|---|---|
Buy Limit (バイ・リミット) |
指値買い | 現在の価格より、低い価格になった際に買い注文を実施 |
Sell Limit (セル・リミット) |
指値売り | 現在の価格より、高い価格になった際に売り注文を実施 |
Buy Stop (バイ・ストップ) |
逆指値買い | 現在の価格より、高い価格になった際に買い注文を実施 |
Sell Stop (セル・ストップ) |
逆指値売り | 現在の価格より、低い価格になった際に買い注文を実施 |
(逆)指値注文とでは、内容が異なるため、どの様な条件で実行したい注文なのかを理解し、上記の説明に照らし合わせて意図が合致する注文種類を選択して下さい。
ポイント「Yadixは0.00001円の価格差から指値注文可能」
「オーダーの発注」の画面の一番下に、「現在価格から0ポイント圏内の発注は出来ません。」と表示されています。
ドル円(USD/JPY)の場合であれば、0.00001の差額から(逆)指値注文を行えることを意味します。
価格差が、1 pip以上などの、(逆)指値注文を行う際の制限がありません。
3.「発注」をクリック
設定した(逆)指値注文の内容に、間違いがないことを確認して、「発注」をクリックします。
価格は、常に動いていますので右側に表示されている最新価格を、「注文」のクリック前に再度確認して下さい。
4.発注した内容を確認
指値の価格で注文しますので、ここで表示される価格が設定した価格からブレることはありません。
5.発注した注文が「取引」タブ内に反映
未実施の注文の為、緑の色のついた注文が表示されます。
6.(逆)指値注文が実行
その後、(逆)指値注文で設定した価格に達して、無事に注文が出来た場合は、先程の緑色などのマークがなくなり、通常通りの注文扱いとなります。
この時点から同じく「取引」タブ内に表示されている「残高」・「有効証拠金」・「必要証拠金」・「余剰証拠金」・「証拠金維持率」が、最新チャートと注文内容に応じて常時変化します。
今回の取引の場合、必要証拠金は、下記のように求められています。
- 取引量:0.01 lot = 1,000ドル ≒ 約10万円
- 必要証拠金:取引量 1,000ドル ÷ レバレッジ 500倍 = 2ドル
7.注文の決済
「取引」タブにある決済したい注文の上で、右クリックをして「決済注文(O)」をクリックします。
注文番号ほか情報が羅列したタイトルのウィンドウが表示されますので、内容を確認して「OK」を押したら完了です。
最後に「取引」タブ内の「残高」の項目を確認して、取引結果による最新状況を確認して下さい。
今回の取引では、以下のような結果となります。
注文前の残高 | 9.88ドル |
---|---|
獲得利益 | 0.08ドル* ((109.994円 – 109.985円)× 0.01 lots × 1,000ドル) |
決済後の残高 | 9.96ドル |